アロマ知識

エッセンシャルオイルに入っている成分分析表の見方をわかりやすく解説

ひつじ
ひつじ
こんにちは。ナードアロマテラピーインストラクターのひつじです。アロマテラピーの魅力を発信しています。
 

アロマテラピーにつかうエッセンシャルオイル(精油)はどこで買えるの?何がおすすめ?と尋ねられることがあります。

※エッセンシャルオイルと精油は同じものです。以下はエッセンシャルオイルと記載します。

アロマテラピーを安全に楽しむために、エッセンシャルオイルを目的に合わせて選ぶことが大切です。このポイントは詳しくこちらで紹介しています。

エッセンシャルオイル選びの3つのポイント

  1. エッセンシャルオイル(又は精油)と記載がある。
  2. 遮光ビンに入っている。
  3. 成分分析表がある。

エッセンシャルオイルと書かれているか、遮光ビンに入っているか、についてはすぐに確認できますよね。

でも、成分分析表に書いてある内容は難しくてよくわからない。。。と見て嫌になりませんでしたか?私もそうでした😅

成分分析表は、ヒトに例えるなら身分証明書と健康診断結果のようなものです。そのため、成分分析表の見方がわかると、エッセンシャルオイルのいろんな情報を知ることができます。

この記事では、成分分析表のどこをチェックしたら良いか、書いてある内容をわかりやすく解説しています。

最初に確認したい3項目

絶対見ておきたい3つは

  1. 学名
  2. 抽出方法
  3. 抽出部位

です。

具体的に、プラナロムの「オレンジスイート」を使って解説します。

学名

オレンジスイートの学名はCitrus sinensisです。

植物の名前は地域によって違うことがあります。でも、学名は世界共通の名前なので、必ず学名をチェックしてもとの植物が何かを確認します。

抽出方法

オレンジスイートは、圧搾法で抽出されていることが分かります。

圧搾法だと、使用目安が6ヶ月と、水蒸気蒸留法の1年に比べて短くなります。圧搾法は、皮をプレスして香り成分をとるので、不純物が入りやすいためです。

抽出部位

オレンジスイートは果皮になっています。

柑橘類の多くは皮に香り成分があるので、皮をプレスする圧搾法で抽出されます。

学名、抽出方法、抽出部位をチェックするだけで、植物の大まかな姿は確認できます。

含まれる成分をみる

エッセンシャルオイルの成分は、植物100%です。芳香成分がぎゅっと詰まったものなので、時期や場所によって成分に違いがあります。芳香成分の特徴を活かした使い方をするためには、主な成分を知る必要があります。

成分分析表をみると、リモネンが95.92%含まれていることがわかります。

品質をみる

この6項目は、品質確認していることを示しています。

酸化 劣化を表す数値で、品質が確認できる。
ケン化価 芳香成分以外の鉱物油や色素などが混ざっていないか確認できる。
屈折率 光の屈折を利用して、混入物が無いか確認できる。
比重 標準数値によって混入物が無いか確認できる。
旋光度 特定の光を当てることで、純粋性を判定する。
農薬 農薬が混入してないかわかる。

成分分析表をQRコードで読む場合

アロマブランドによって、成分分析表が紙で提供されているものもあれば、QRコードで確認しないといけないものもあります。

生活の木のエッセンシャルオイルは、同封されている共通の説明書についているQRコードを読んで、成分分析表を確認します。

QRコードをかざすと商品番号とロットNoを入力する画面が出てきます。商品番号とロットNoは、エッセンシャルオイルの外箱に書かれているので、箱を捨てるまえに確認します。

空欄に商品番号とロットNoを入力すると成分分析表が出てきます。

まとめ

成分分析表の見方について解説しました。

  1. 学名、抽出部位、抽出方法を確認する。
  2. 含まれる成分を確認する。
  3. 品質を確認する。

成分分析表の項目からわかることは以下のとおりです。

学名 植物の種類
抽出方法 水蒸気蒸留法、圧搾法など
抽出部位 果皮、花、葉、木の枝など
芳香成分 含まれる主な成分の種類と割合
酸化、ケン化価、屈折率、比重、旋光度 品質
残留農薬 農薬の有無

この他、産地、抽出年月日、消費期限、ロット番号、注意事項などが書かれています。

これだけの項目を確認して、きちんと公表しているエッセンシャルオイルは安心して使うことができますよね。

 

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こだわり羊
アロマが好きなミニマリスト