アロマ知識

アロマテラピーで使う植物油10選

アロマテラピーでは、主に精油を希釈するために化粧用の植物油が使われます。

化粧用の植物油といっても沢山ありすぎて何を選んだらよいかわからないという方に、おすすめの植物油について紹介します。

最初に持つ植物油は?

アロマテラピーを始めた最初に持つ植物油は?

結論から先にお伝えするとファーナス油かホホバ油のどちらか1本を使ってみるのがお勧めです。

理由は、どちらも劣化しにくく、どんな肌質の方にも合うからです。

それぞれの特徴について詳しく紹介します。

ファーナス油とホホバ油の特徴

  1. ファーナス油
    • 皮膚への浸透が素早い
    • 特に酸化しにくいので長持ちする

ファーナス油はアブラヤシやココヤシから「カプリル酸、カプリン酸」という飽和脂肪酸だけを抽出した後に、グリセリンを結合して作られています。

カプリン酸、カプリル酸は分子量がとても小さいため、皮膚に浸透しやすい特徴があります。

また、飽和脂肪酸という特徴から、空気中の酸素と結びついて酸化されないため、通常の保管であれば腐敗や劣化をほとんど起こしません。

精油を希釈して皮膚に浸透させるのに最適な植物油の1つといえます。

  1. ホホバ油
    • すべての肌質に合う
    • スキンケアやヘアケアに使いやすい
    • 酸化しにくい

ホホバの種子から採った植物油です。ホホバ油は他の植物油と違って、正確には不飽和ロウエステルです。「エイコセン酸」という不飽和脂肪酸の中では酸化しにくい一価不飽和脂肪酸を多く含んでいるため、比較的安定しています。

皮膚の酸性度を調整する皮脂バランス調整作用があるため、すべてのスキンタイプに使える万能オイルと言われています。

皮脂バランス調整力、保湿性、浸透性、安定性などが優れていることからスキンケアやヘアケアに愛用されています。

まとめると、ファーナス油とホホバ油は、どちらも最初の1本としておすすめです。

あえて使い分けるとしたら、精油を素早く浸透させたいならファーナス油、マッサージや髪のトリートメントに使うならホホバ油というくらいでしょうか。

植物油の役割

アロマテラピーで植物油を使う目的は大きく分けて2つあります。

  1. 精油を希釈する。
  2. 植物油そのものの特性を活用する。

まずは、「精油を希釈する」ために使う植物油を紹介します。

精油を希釈する

紹介する5種類の植物油は、精油を希釈するために使う植物油です。

どれも使いやすく、使用方法を守れば注意や禁忌がない植物油です。

  • ファーナス油
  • ホホバ油
  • ヘーゼルナッツ油
  • スイートアーモンド油
  • アプリコット油

どれを使っても良いのですが、それぞれ次のような特徴があります。

植物油特徴
ファーナス油特に安定性が高い。
ホホバ油髪のヘアケアやクレンジングオイルに。
ヘーゼルナッツ油さらりと軽い。
運動後のマッサージに。
スイートアーモンド油赤ちゃんに。
保湿、かゆみに。
アプリコット油皮膚をしなやかに。
美容ケアに。

植物油そのものの特性を活用する

次に紹介する5種類の植物油は、植物油そのものの特性を狙って使います。

使い方は少量を塗布するか、先に紹介した植物油に混ぜて使います。

植物油特徴
アルニカ油打撲や青あざに。
イブニングプリムローズ油50歳以降の更年期に。
カレンデュラ油敏感肌や荒れた皮膚に。
小麦胚芽油栄養不足の肌に。
ビタミンEが豊富。
ローズヒップ油シワ予防の美容に。

補足:イブニングプリムローズ油やローズヒップ油は酸化しやすいので、早めに使い切りましょう。小麦胚芽油は小麦アレルギーの方にはアレルギーを起こす可能性があるので使いません。

以上、アロマテラピーで使う10種類の植物油の紹介でした。

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こだわり羊
アロマが好きなミニマリスト