こんにちは。ナードアロマインストラクターのひつじです。
アロマスプレーを作るときに、精油が落ちにくかったり、逆にボタボタっと落ちすぎたりすることありませんか?
なかなか落ちないと、つい精油ボトルを振りたくなりますが、これはNGです!
精油1滴を約0.05mlとして濃度を決めているので、振ってしまうと出る量が変わってしまい誤差が大きくなります。また、精油が空気に触れて酸化を速める可能性があります。
精油の落ちるスピードは、実はボトルの持ち方で、調整できるんです。
これを知っているだけで、スマートに精油を扱えるようになります。
精油ボトルの空気穴の位置を確認してみる
精油ボトルには2つの穴があります。
空気穴と精油が出る穴です。
精油ボトルを傾けるときに、空気穴の位置が精油が出る穴より上にくるように傾ければスムーズに出ます。
製品によって空気穴と精油が出る穴の場所が異なるので、3つのアロマブランドの商品を使って解説します。
プラナロム
こちらはプラナロムの精油ボトルです。
空気穴は真ん中に1ヶ所あります。精油が出る穴は外側に2ヶ所ついています。
精油ボトルを傾けるときに外側の2つ穴のどちらか1つが真ん中の空気穴より下にくるようにすると出やすくなります。
逆に、外側の2つの穴を横になるようにすれば、出にくくなります。
ニールズヤード レメディーズ
こちらはニールズヤードの精油ボトルです。
空気穴は外側に1ヶ所あります。真ん中の穴から精油が出ます。
精油ボトルを傾けるときに空気穴の位置を上にして精油を垂らすと落ちやすくなります。
逆に、空気穴の位置を下にすると落ちにくくなります。
生活の木
こちらは生活の木の精油ボトルです。
空気穴は真ん中に1つあります。精油が出る穴は外側に4ヶ所あります。
ボトルを傾ければ4つの穴のどれかが真ん中の空気穴より下にくる構造になっています。空気穴を意識しなくても精油が落ちやすい構造になっています。
手のひらで温める
ボトルを手で包むようにして温めながら落とします。手で温めることで、ボトル内の空気が膨張されて落ちやすくなります。
まとめ
精油は種類によって落ちるスピードが異なります。含まれる成分の分子量の大きいものは遅く、小さいものは速く落ちます。
落ちるのが遅かったり、速かったりするのを、空気穴を意識すること、ボトル内の空気を温めることで調整できることを紹介しました。
精油に含まれる分子量の大きさは、精油が液体から気体に揮発する速さとも関係しています。この揮発度について知りたい方はこちらをご覧ください。