アロマ知識

【アロマ試験】目でみる芳香成分類、フトモモ科②

何十種類もあるエッセンシャルオイルの特徴を覚えやすくするために、「目でみる芳香成分類シリーズ」を作成しました。

このシリーズでは、記憶に残りやすい2つの工夫をしています。

  1. 共通の科でまとめて覚えることができる。
  2. 絵とグラフを使ってイメージで覚えることができる。

ひつじ
ひつじ
すきま時間に眺めてください

フトモモ科

  1. ティートゥリー
  2. クローブ
  3. ニアウリ・シネオール
  4. カユプテ

について紹介します。どれも感染症対策に適した精油です。

ティートゥリー

学名 Melaleuca alternifolia
科名 フトモモ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な芳香成分 モノテルペン炭化水素類(γ,α-テルピネン)、モノテルペンアルコール類(テルピネン-4-オール)
活用例 アロマテラピーのスターというわれるほどポピュラーな精油で、感染症対策に活用されます。
使用上の注意 精油が皮膚を刺激する場合があるので乳幼児や敏感肌の方には10%以下に希釈して使用します。

クローブ

学名 Eugenia caryophyllus
科名 フトモモ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 フレッシュな蕾
主な芳香成分 フェノール類(オイゲノール)、エステル類
活用例 日本では丁字(チョウジ)として知られたスパイスです。歯の痛み、水虫、消化不良によく使われる精油です。抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用が強く感染症レシピに用いられますが、皮膚刺激が強いので濃度や量など使い方に注意が必要です。
使用上の注意 10%以下に希釈し、広範囲には使用しません。これは、フェノール類が皮膚を荒らすことがあるからです。また、フェノール類のオイゲノールという芳香成分を含んでおり、このオイゲノールに子宮収縮作用があるため、妊婦さんへの使用は控えます。

ニアウリ・シネオール

学名 Melaleuca quinquenervia CT (Cineole)
科名 フトモモ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な芳香成分 酸化物類(1,8シネオール)、モノテルペン炭化水素類(α-ピネン、リモネン)、セスキテルペンアルコール(ビリジフロロール)、モノテルペンアルコール類(α-テルピネオール)
活用例 ティートゥリーと同じメラレウカ属の植物です。感染症から美容分野まで使える便利な精油です。
使用上の注意 ビリジフロロールを多く含む場合は、ホルモン依存型がん疾患や乳腺症の方への使用は低濃度で注意して使用します。これは、ビリジフロロールにエストロゲン作用があるためです。

カユプテ

学名 Melaleuca cajuputii
科名 フトモモ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な芳香成分 酸化物類(1,8シネオール)、モノテルペン炭化水素類(リモネン)、モノテルペンアルコール類
活用例 感染症対策、静脈のうっ滞除去など循環器系への使用やスキンケアに使われます。
使用上の注意 特にありません。

他のフトモモ科はこちらです。

科名一覧はこちらです。

ABOUT ME
こだわり羊
アロマが好きなミニマリスト