アロマ知識

【アロマ試験】目でみる芳香成分類、シソ科②

何十種類もあるエッセンシャルオイルの特徴を覚えやすくするために、「目でみる芳香成分類シリーズ」を作成しました。

このシリーズでは、記憶に残りやすい2つの工夫をしています。

  1. 共通の科でまとめて覚えることができる。
  2. 絵とグラフを使ってイメージで覚えることができる。

ひつじ
ひつじ
すきま時間に眺めてください。

シソ科

シソ科15種類の中から4種類を紹介します。

  1. バジル
  2. パチュリー
  3. ペパーミント
  4. マジョラム

バジル

学名 Ocimum basilicum ssp. basilicum
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 花と茎葉
主な芳香成分 フェノールメチルエーテル類
活用例 筋肉痛、胃痙攣、生理痛
使用上の注意 フェノールメチルエーテル類のチャビコールメチルエーテルは皮膚を荒らすことがあるので50%以下に希釈する。

集中したいときに使いたいスパイシーな香りです。痙攣や痛みを抑える作用が強いため、筋肉や消化器系の痙攣や痛みを緩和させたい時によく使われます。

パチュリー

学名 Pogostemon cablin
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な芳香成分 セスキテルペン炭化水素類、セスキテルペンアルコール類
活用例 むくみ、ダイエット、保留剤
使用上の注意 セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用があるため、乳腺症やホルモン依存型がん疾患の方には使用を控えます。

 

ペパーミント

学名 Mentha × piperita
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 全草(根以外)
主な芳香成分 モノテルペンアルコール類(l‐メントール)、ケトン類(l‐メントン)
活用例 乗り物酔い、頭痛、鼻詰まり、消臭、暑さ対策
使用上の注意 乳幼児、妊産婦、高齢者、てんかん患者への使用は控えます。

爽快感のある香りと多くの効能から、乗り物酔いや頭痛の緩和、鼻づまり、消臭、熱さ対策など幅広く活用されています。

一方、ケトン類(特にl‐メントン)には神経毒性があるため、乳幼児や妊産婦、神経系の弱い方、てんかんの方への使用は控えます。また、モノテルペンアルコール類のlメントールは血圧上昇を起こす可能性があり、広範囲への使用は控えます。

マジョラム

学名 Origamum majorana
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 花と茎葉
主な芳香成分 モノテルペンアルコール類(テルピネン‐4‐オール)、モノテルペン炭化水素類
活用例 神経系の不調の改善
使用上の注意 特になし

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