アロマ知識

【アロマ試験】目でみる芳香成分類、キク科編

何十種類もあるエッセンシャルオイルの特徴を覚えやすくするために、「目でみる芳香成分類シリーズ」を作成しました。

このシリーズでは、記憶に残りやすい2つの工夫をしています。

  1. 共通の科でまとめて覚えることができる。
  2. 絵とグラフを使ってイメージで覚えることができる。

ひつじ
ひつじ
すきま時間に眺めてください。

キク科

  1. カモマイル・ジャーマン
  2. カモマイル・ローマン
  3. タナセタム
  4. ヘリクリサム

それぞれの芳香成分の特徴をみていきます。

カモマイル・ジャーマン

 

電子座標軸上の位置

学名 Matricaria recutita
科名 キク科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な芳香成分 酸化物類(ビサボロオキシドA)、セスキテルペン炭化水素類(カマズレン、β-ファルネセン)
活用例 抗炎症作用、抗アレルギー作用、鎮掻痒作用を期待してアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎のケアに活用します。
使用上の注意 ブタクサアレルギーの人はアレルギーを示すことがあります。使用前にパッチテストで確認しましょう。

「カマズレン」の特徴

  • 抗アレルギー作用
  • 抗ヒスタミン作用
  • 抗炎症作用
  • 鎮掻痒作用
  • 皮膚組織再生作用
  • 強い青緑色の濃碧色(のうへきしょく)

カモマイル・ローマン

    電子座標軸上の位置

    学名 Chamaemelum nobile
    科名 キク科
    抽出方法 水蒸気蒸留法
    抽出部位
    主な芳香成分 エステル類
    活用例 主に精神的な鎮静や、強いかゆみや炎症を抑える目的で使用されます。
    使用上の注意 特にありません。

    タナセタム

    電子座標軸上の位置

    学名 Tanacetum annuum
    科名 キク科
    抽出方法 水蒸気蒸留法
    抽出部位
    主な芳香成分 モノテルペン炭化水素類、ケトン類、セスキテルペン炭化水素類(カモマイル・ジャーマンと同じく「カマズレン」を含みます。)
    活用例 炎症やかゆみを抑える作用があり、主に皮膚疾患に使用されます。
    使用上の注意 ケトン類を一定量含むため、乳幼児、妊婦さん、授乳中の産婦さん、神経系統の弱い方、てんかんの方には、短期間の少量使用とするよう注意が必要です。

    ヘリクリサム

      電子座標軸上の位置

      学名 Helichrysum italicum ssp. serotinum
      科名 キク科
      抽出方法 水蒸気蒸留法
      抽出部位 花と茎葉
      主な芳香成分 セスキテルペン炭化水素類、モノテルペン炭化水素類、エステル類
      活用例 血種抑制や血液凝固阻止を期待し、打撲やあざの対応に用いられます。
      使用上の注意 ケトン類を一定量含むため、乳幼児、妊婦さん、授乳中の産婦さん、神経系統の弱い方、てんかんの方には、短期間の少量使用とするよう注意が必要です。

      以上、キク科について紹介しました。

      他の科については、科名一覧から検索できます。

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