ブログ訪問ありがとうございます。芳香成分類について少しでも覚えやすくなればと思い作成しました。
炭化水素類
- 官能基を持たず酸素を含まないグループ
- 精油成分の多くに含まれる基本構造
- イソプレンが結合した構成で、ほとんどが不飽和結合を持った分子
- テルペン系の炭化水素類では分子名の語尾はene(エン)となる
セスキテルペン炭化水素類を多く含む精油
科名 | セスキテルペン 炭化水素類含有率 | (ー) | (+) | |
ミルラ | カンラン科 | 84 | 8 | 76 |
アトラスシダー | マツ科 | 82 | 1 | 81 |
ジンジャー | ショウガ科 | 68 | 64 | 4 |
シダー | ヒノキ科 | 60 | 2 | 58 |
パチュリー | シソ科 | 58 | 15 | 43 |
イランイラン | バンレイシ科 | 46 | 29 | 17 |
カモマイル・ジャーマン | キク科 | 33 | 32 | 1 |
ヘリクリサム | キク科 | 30 | 17 | 13 |
セスキテルペン炭化水素類の特徴
- イソプレンが3つ結合した芳香成分類
- 分子式はC15H24
- モノテルペン炭化水素類より分子量が大きく、揮発性が低い
- 分子が-に帯電しているか+に帯電しているかにより作用が異なる
- 分子が中性や不明なものもある
電子座標軸上の位置
主な作用:-に帯電している分子
- 鎮静作用+++
- 抗炎症作用+++
カマズレン:抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用、抗炎症作用、鎮掻痒作用、皮膚組織再生作用
主な作用:+に帯電している分子
- 強壮作用+++
- 刺激作用+++
体液のうっ滞を除去する作用を持つ分子が多い
芳香分子の例
以上です。
試験勉強の参考になれば嬉しいです。