Tシャツやハンカチなど普段使うものに自分だけのワンポイント刺繍をしてみたい。
初心者から簡単に始められるワンポイント刺繍のやり方を紹介しています。隙間時間を活用してオリジナル刺繍を楽しんでみませんか。
step1. 材料と道具をそろえる
最初は、100均で①刺繍枠②刺繍糸③刺繍針を購入しましょう。
あとは家にあるもので代用できます。
- 刺繍枠
- 刺繍糸
- 刺繍針
- はさみ
- 図案転写セット
- 布
①から⑥までの材料と道具について本格的に始めるならというのも含めておすすめを紹介します。
1.刺繍枠
マスクやハンカチ、ワッペンにするワンポイント刺繍は2cm程度のサイズになります。このサイズの刺繍をするときに一番使いやすいサイズです。
2.刺繍糸
最初は100均の刺繍糸セットで練習しましょう。専門の刺繍糸に比べて光沢は少ないなど多少の違いはありますが、気軽に使えます。
刺繍糸にはいくつか種類がありますが、一般的に使われている25番糸を使うのがお勧めです。25番刺繍糸は、6本が一束になって売られています。刺繍する糸の太さをこの本数で調整します。
25番刺繍糸を販売している主なメーカーは次の3つです。
25番刺繍糸 メーカー3選
- COSMO刺繍糸:日本のメーカー、発色が淡く自然な色味
- OLYMPUS刺繍糸:日本のメーカー、発色が良く明るい色味
- DMC刺繍糸:フランスのメーカー、発色が良く濃い色味
手芸専門店でだいたい一束100円前後で売られています。刺繍に慣れてきたらメーカーの刺繍糸を使ってみてください。糸の滑らかさや色味の違いを実感します。
3.刺繍針
一般的なステッチはフランス刺繍針を使います。使う刺繍糸の本数によって、針Noを使い分けます。
最初に購入するなら「フランス刺繍針 No7」がおすすめです。
フランス刺繍針No7は、25番刺繍糸を2~3本とりで使うための針になります。
100均には、フランス刺繍針のいろいろなサイズがセットになったものが売られています。
4.糸切はさみ
刺繍糸をカットするので、ハサミであれば何でも代用可能です。あえて購入をするなら、先端がとがっているものが使いやすくておすすめです。
5.図案転写用セット
最初は購入しなくても代用できます。最初は自分で簡単な図案を描いてみて、慣れたら刺繍図案をうつしてみましょう。
自分で図案を描くなら
必要なのは「チャコペン」だけです。チャコペンは、水で簡単に消えるペンです。
または、色鉛筆やフリクションペンで代用します。
色鉛筆は洗濯である程度は消えます。ただ、残る可能性はあるので、使う刺繍糸と同系色を使って描くと良いでしょう。
フリクションペンは高温(60℃以上)で消えるので、アイロンで消すことができます。ただし、温度がマイナスになるくらい冷えると消えたインクが出てきます。
図案をうつすなら
気に入った図案を用意したら、布に図案を写すには、転写紙、トレーシングペーパー、セロファン、トレーサーが必要です。布の上に転写紙、トレーシングペーパー、セロファンを順にのせて、トレーサーで図案をなぞり布に写します。
いろいろなチャコペーパーがありまが、おすすめはチャコピークリアタイプです。こちらは、刺繍した図案に水をスプレーするか、水にぬらした綿棒でなぞるだけで消えるのでとても手軽です。
また、刺繍用下地シートなどもあります。
トレーシングペーパー
図案を写すのに必要です。家に薄い紙があれば代用できます。手芸をする人なら、型紙作りに使う「ハトロン紙」も使えます。ハトロン紙は、丈夫で薄くて大きな図案も簡単に写せます。
セロファン
図案を移す際にトレーシングペーパーが破けないようにするために必要です。家には包装に使った透明のセロファンがあると思います。それを使えば充分です。
トレーサー
図案をなぞるため使います。これは使い終わったボールペンで代用できます。
6.布
布は綿生地など布目がつまっているものがお勧めです。それ以外でも接着心を貼って工夫すればどんな布でも大丈夫です。
step2. 図案を決める
図案の種類
- 花
- 植物
- マーク
- 動物
- ヒト など
最初は花や植物から始める方が簡単です。埋める面積が少ないのでごまかしがききます。また、まっすぐにならなくても花や植物は自然な雰囲気になるので多少のずれも気になりません。
図案は、無料イラストなどからダウンロードしたり、自分で描いてみましょう。
step3. 基本のステッチを確認する
ワンポイント刺繍をするには、アウトラインステッチとサテンステッチが出来たら大丈夫です。
だんだん他のステッチも使うようになるので、おすすめのステッチを紹介します。
知っておくと便利なステッチ11選
- ストレートステッチ
- バックステッチ
- アウトラインステッチ
- サテンステッチ
- ロングアンドショートステッチ
- フレンチノットステッチ
- レゼーデージーステッチ
- フライステッチ
- チェーンステッチ
- コーチングステッチ
- ブランケットステッチ
材料と道具が準備できたら、実際にワンポイント刺繍をはじめてみましょう。