アロマ活用

簡単!アロマバスボムの作り方

一日の疲れを癒してくれるお風呂。この至福の時間をもっと楽しくするアロマバスボムは、実は身近な素材で簡単に作れます。ぜひ試してみてはいかがでしょう。

こんな人におすすめ

  • 基本の作り方を知りたい。
  • 出来るだけ手早く作りたい。
  • 重曹とクエン酸の黄金比が気になる。

アロマバスボムとは

バスボムは、お風呂にいれるとシュワシュワ泡が出る炭酸入浴剤です。

シュワシュワ泡は、炭酸ガス(二酸化炭素)です。これは、重曹とクエン酸に水が加わることで起こる化学反応です。

炭酸ガスには、血行促進や美肌効果が期待されています。天然の炭酸泉に行くかわりに、自宅のお風呂で人工的に炭酸泉を再現したのがバスボムです。

アロマバスボムは、バスボムにアロマの香りをつけたものです。お風呂にアロマバスボムを入れると、シュワシュワとした泡と一緒に心地よい香りが広がります。

アロマバスボムの作り方

材料

バスボムは、3つの材料を混ぜて作ります。

  • クエン酸
  • 重曹

アロマの香りを加えるには2つ必要です。

  • エッセンシャルオイル(精油)
  • バスオイルベース(又はアルコール)

 

ひつじ
ひつじ
クエン酸と重曹は食品用を使うと安心だよ。

クエン酸と重曹を入れる。

ビニール袋に、クエン酸と重曹を大さじ4杯ずつ入れて、振って混ぜます。

重曹の粉は細かいのでビニール袋1枚だと漏れることがあります。キッチン用のビニール袋を二重にしておくと安心です。

バスオイルベースとエッセンシャルオイルを加える。

重曹とクエン酸が混ざったら、中央に少し凹みを作ります。

ちょうど凹みの部分にバスオイルベースを入れて、その中にエッセンシャルオイル(精油)を6~10滴たらします。

ここが、アロマバスボム作りのポイントになります!

エッセンシャルオイル(精油)はそのままではお湯に溶けません!

乳化剤のバスオイルベースと混ぜてから加えましょう。

ひつじ
ひつじ
ビニール袋1枚で全ての作業を終わらせたいので、エッセンシャルオイルとバスオイルベースを混ぜるのも、粉の真ん中に凹みを作ってその中で混ぜるようにします。

凹みを作る際は、底に少し粉が残るように凹みをつくります。エッセンシャルオイルの種類(特に柑橘系)によってはビニールを溶かすことがあるので、直接ビニールにあたらないように凹みの底に粉を残します。

ビニール袋の中でしっかり混ぜる。

ビニール袋に、クエン酸、重曹、エッセンシャルオイル&バスオイルベースが入ったら、よく振ってもんでしっかり混ぜます。

水を入れて固める。

最後に、固めるために少し水分を含ませます。

なお、クエン酸と重曹は水を加えると化学反応を起こして炭酸ガスが発生します。そのため、水を入れすぎないようにして下さい。

おすすめは、スプレー容器に水をいれて吹き付けながら固めると上手くできます。分量の目安は、3~5プッシュを2回くらいがちょうど良いでしょう。

しっとりしたら、中身を2等分して丸めます。

そのまま暗い場所に1~2日置いておくと固まります。

あとは、お風呂に入れて楽しみます。(^^)/

カラフルなバスボムは、食紅を混ぜて作ります。

※エッセンシャルオイルは光に当たると香りが変化します。できるだけ日が当たらない場所で保管するのがおすすめです。

クエン酸と重曹の黄金比

ひつじ
ひつじ
クエン酸と重曹の割合は、いろいろなパターンが紹介されているけど、どれが最適なんだろう?

同じ疑問を持った方に、私が調べた黄金比とその理由を紹介します。

クエン酸と重曹の黄金比

重さ(g)の場合

クエン酸:重曹=10:13

体積(cm3)の場合

クエン酸:重曹=1:1

その理由

黄金比を考える際にもとにしたのは、重曹とクエン酸の化学反応式とモル質量です。

実際に使うクエン酸や重曹は純度100%ではないため誤差はあると思いますが、最適割合の参考になると思います。

重曹とクエン酸の化学反応(中和反応)

弱アルカリ性の重曹(炭酸水素ナトリウム)と弱酸性のクエン酸に水が加わることで、中和反応がおこり、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生します。

中和反応とは、酸性とアルカリ性がお互い打ち消しあう反応のことです。

化学反応式 C6H8O7+3NaHCO3→Na3C6H5O7+3CO2+3H2O

  • クエン酸C6H8O7
  • 重曹(炭酸水素ナトリウム)NaHCO3
  • 水 H2O

つまりクエン酸1分子と重曹3分子が反応して炭酸ガス(二酸化炭素)が発生しているということです。

これを質量に換算すると
  • クエン酸1モル=192.124g/mol×1=192.124g
  • 重曹3モル=84.007g/mol×1=252.021g

クエン酸:重曹=192.124:252.021≒10:13

クエン酸10gに対して重曹13gが重さの黄金比になります。

これを体積に換算すると
  • クエン酸の密度=1.66g/cm3
  • 重曹の密度=2.20g/cm3
  • クエン酸10gの体積は10÷1.66=6.02
  • 重曹13gの体積は13÷2.20=5.91

クエン酸:重曹=6.02cm3:5.91cm3≒1:1

クエン酸大さじ1杯に対して重曹大さじ1杯が体積の黄金比になります。

まとめ

バスボムはクエン酸、重曹、水で作る。

アロマバスボムは、バスボムにエッセンシャルオイル&バスオイルベースを加えて作る。

クエン酸と重曹の黄金比は、体積なら1:1

今回は一番シンプルな作り方を紹介しました。何か参考になれば嬉しいです。

ひつじ
ひつじ
アロマバスボムつくりのポイントがわかったらいろいろアレンジを楽しんでね

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こだわり羊
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