アロマ知識

【アロマ試験】目でみる芳香性分類、シソ科①

何十種類もあるエッセンシャルオイルの特徴を覚えやすくするために、「目でみる芳香成分類シリーズ」を作成しました。

このシリーズでは、記憶に残りやすい2つの工夫をしています。

  1. 共通の科でまとめて覚えることができる。
  2. 絵とグラフを使ってイメージで覚えることができる。

ひつじ
ひつじ
すきま時間に眺めてください。

シソ科

シソ科15種類の中から5種類を紹介します。

  1. オレガノ
  2. クラリセージ
  3. セージ
  4. タイム・サツレオイデス
  5. タイム・チモール

オレガノ

学名 Origanum compactum
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 花と茎葉
主な芳香成分 フェノール類、モノテルペン炭化水素類
活用例 感染症対策
使用上の注意 フェノール類は皮膚刺激が強いので10%以下に希釈します。

クラリセージ

 

学名 Salvia sclarea
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 花房と茎葉
主な芳香成分 エステル類、モノテルペンアルコール類
活用例 月経前症候群、更年期(ジテルペンアルコール類スクラレオール)
使用上の注意 エストロゲン様作用の影響が好ましくない疾患には控える。

精油に含まれるジテルペンアルコール類のスクラレオールの占める割合は5%前後と少ないのですが、このエストロゲン作用を期待して活用される特徴があります。

セージ

学名 Salvia officinalis
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 花と茎葉
主な芳香成分 ケトン類
活用例 婦人科系、ダイエット
使用上の注意 乳幼児、妊産婦、高齢者、てんかん患者への使用は控える。

ケトン類のツジョンを多く含むため、神経毒性があり、乳幼児、妊婦さん、授乳中の産婦さん、高齢者やてんかんの方への使用は控えます。

また、セスキテルペンアルコール類のビリジフロロールにエストロゲン様作用があるため、この成分を多く含む場合は、ホルモン依存型がん疾患、乳腺症などの方は使用を控えます。

タイム・サツレオイデス

    学名 Thymus satureioides
    科名 シソ科
    抽出方法 水蒸気蒸留法
    抽出部位 花と茎葉
    主な芳香成分 モノテルペンアルコール類、モノテルペン炭化水素類、フェノール類
    活用例 腰痛、関節痛
    使用上の注意 フェノール類は皮膚刺激が強いので10%以下に希釈します。

    ユーカリレモンとタイム・サツレオイデスを組み合わせると鎮痛作用に相乗効果があると考えられています。

    タイム・チモール

    学名 thymus vulgaris CT (Thymol)
    科名 シソ科
    抽出方法 水蒸気蒸留法
    抽出部位 花と茎葉
    主な芳香成分 フェノール類、モノテルペン炭化水素類
    活用例 感染対策
    使用上の注意 フェノール類は皮膚刺激が強いので10%以下に希釈します。

     

    シソ科の続きはこちらにまとめています。

    科名一覧はこちらです。

     

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