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芳香成分類をまとめています。
Contents
ケトン類
- 多くはテルペン系骨格にケトン基(-CO-)がついたもの。
- ケトン基の>C=Oはカルボニル基という。
- ケトン基にはカルボニル基の二重結合が含まれるため、においが強い特徴がある。
- 分子名の語尾はone(オン)となるが、カンファーなど例外もある。
- ケトン類には神経毒性や堕胎作用があるため、ケトン類を多く含む精油の利用には注意が必要。
ケトン類を多く含む精油
科名 | ケトン類含有率(%) | |
セージ | シソ科 | 54 |
ペパーミント | シソ科 | 30 |
ローズマリー・カンファー | シソ科 | 20 |
ローズマリー・ベルべノン | シソ科 | 15 |
タナセタム | キク科 | 15 |
ラベンダー・スピカ | シソ科 | 12 |
ローズマリー・シネオール | シソ科 | 11 |
ケトン類の主な作用
- 粘液溶解作用+++
- 脂肪溶解作用+++
- 胆汁分泌促進作用+++
- 去痰作用+++
- 創傷治癒作用++
芳香分子の例
カンファー:筋肉弛緩作用、抗寄生虫作用、冷却作用、結石溶解作用 など
カンファーを含む精油:セージ、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・シネオール、ローズマリー・ベルべノン、タナセタム、ラベンダー・スピカ
ℓ-メントン:胆汁分泌促進作用
ℓ-メントンを多く含む精油:ペパーミント
以上です。
試験勉強の参考になれば嬉しいです。