「アロマスプレーを自分で作ってみたいけど、どうすればいいの?」
アロマスクールやクラフト講座に行く時間がない方も大丈夫です。アロマスプレーの作り方を基本から応用まで丁寧に解説していきます。
- アロマスプレーを作るのに必要な材料
- 香りの濃度の決め方
- アルコール濃度の決め方
- アロマスプレーの具体的な作り方
アロマスプレー作りに必要な材料
アロマスプレーを作るのに必要なものは下記の4つです。
- アロマオイル
- 無水エタノール
- 精製水
- スプレーボトル
あったら便利だけど無くても大丈夫なものは、
- ビーカー
- まぜるための棒
- 作業マット(机を汚さないため)
アロマオイル
リラックスやリフレッシュを目的に作るなら、「エッセンシャルオイル(又は精油)」と表示されたアロマオイルがおすすめです。
感情面に心地良い影響を与えるのは植物の芳香成分だと考えられています。
アロマオイルの中には合成香料もあるので、天然香料か合成香料かを見分ける一番シンプルな方法が、エッセンシャルオイル(又は精油)の表示です。
エッセンシャルオイル(又は精油)は、アロマ専門店で購入するのがおススメです。インターネットでも販売しています。
無水エタノール
アロマスプレーを作るときは、無水エタノールを使います。
理由は、アルコール濃度がほぼ100%なので、濃度計算が簡単です。
精製水
水は純度の高い精製水を使います。
純度が高い方が、劣化しにくいからです。
無水エタノールも精製水もドラッグストアで購入できます。
スプレーボトル
スプレーボトルは、100均でも購入できます。
ポイントは、遮光されている茶色やブルーのボトルを選ぶことです。
理由は、香り成分は紫外線に当たると早く劣化するからです。
香りの濃度を決める
最初は1%濃度で作るのがおススメです。
計算方法は、
なので、5ml溶液にエッセンシャルオイルを1滴入れると1%になります。
ボトル容量(ml) | 濃度(%) | エッセンシャルオイルの滴数 |
5ml | 1% | 1滴 |
10ml | 1% | 2滴 |
30ml | 1% | 6滴 |
50ml | 1% | 10滴 |
アルコール濃度を決める
アルコール濃度は、使う用途によって自由に決めます。
ルームコロンとして作るならアルコール濃度は10%もあれば充分です。手指消毒用として作るならアルコール濃度は70~80%必要です。
ボトル容量(ml) | アルコール濃度(%) | 精製水(ml) | 無水エタノール(ml) |
10ml | 10% | 9ml | 1ml |
30ml | 10% | 27ml | 3ml |
50ml | 10% | 45ml | 5ml |
ボトル容量(ml) | アルコール濃度(%) | 精製水(ml) | 無水エタノール(ml) |
10ml | 70% | 3ml | 7ml |
30ml | 70% | 9ml | 21ml |
50ml | 70% | 15ml | 35ml |
アロマスプレーの作り方を解説
アロマスプレーの作り方は混ぜる順番が大切です。
先にエッセンシャルオイルと無水エタノールを混ぜる。
理由は、エッセンシャルオイルは、そのままでは水と混ざらないからです。先にアルコールに溶かしてから、水で薄めます。
最短の作り方は、
- スプレーボトルに無水エタノールとエッセンシャルオイルを入れて混ぜる。
- 精製水を加える。
- ラベルを貼る。
になります。
香りを楽しんで丁寧に作る場合は、
- ビーカーにエッセンシャルオイルを入れる。
- 無水エタノールを加える。
- 精製水を加える。
- スプレーボトルに移し替える。
- ラベルを貼る。
実際の作り方をいくつか紹介しているので、一緒に作ってみましょう。